※この記事にはBloodborne(ブラッドボーン)のストーリーに関する重大なネタバレが含まれています。ゲームをまだクリアしていない方はご注意ください。
「やあ狩人!一緒に血の夜を生き抜こうじゃないか!」——ヤーナム初心者の旅人に、こんなふうに明るく声をかけてくる狩人がいます。彼の名はアルフレート。聖剣の騎士団に属する熱血漢で、初めて出会った瞬間から仲間意識を全開にしてプレイヤーを歓迎してくれる、数少ない友好的NPCです。
しかしBloodborneというゲームが残酷なのは、最も純粋な「使命感」と「仲間への情熱」を持つキャラクターが、その同じ熱量ゆえに壊れていくことを容赦なく見せてくるところです。アルフレートの笑顔と信念の背後にある狂気——それはMBTIでいうENFJ(主人公タイプ)の光と影を、これ以上ないほどドラマチックに体現しています。
本記事では、アルフレートの言動・思想・行動パターンをMBTIの4軸で徹底分析し、彼がなぜENFJタイプに分類されるのかを解説します。また、彼の印象的なセリフの意味やENFJとしての性格特徴、相性のよいタイプについても詳しく紹介します。
- アルフレートがMBTI「ENFJ(主人公タイプ)」に分類される理由(4軸分析)
- 聖剣の騎士団の狩人としての性格特徴と悲劇的な変貌の背景
- 作中の名言・名セリフからENFJの本質を読み解く解説
- ENFJタイプと相性のよいMBTIタイプ
- 同じENFJタイプの他のキャラクター一覧
アルフレートの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| キャラクター名 | アルフレート(Alfred / ヴィレールの狩人) |
| 作品 | Bloodborne(ブラッドボーン)/2015年、フロム・ソフトウェア |
| MBTIタイプ | ENFJ(主人公タイプ) |
| 所属 | 聖剣の騎士団(Vilebloods Huntersの一組織) |
| 使命 | 不浄なる血族(ヴァイルブラッド)の殲滅 |
| 武器・スタイル | 処刑の鋸槌・炎投げ。力押しの豪快な戦闘スタイル |
| 性格キーワード | 熱血・使命感・仲間意識・狂信・純粋すぎる善意 |
| 関連人物 | アネリーゼ女王(最終的な標的)、プレイヤー(狩人の仲間) |
アルフレートがENFJタイプである理由
アルフレートの言動を丁寧に追うと、彼の行動原理にはENFJ(主人公タイプ)の特徴が色濃く現れています。以下では4つの軸ごとに、具体的なシーンやセリフを根拠として分析します。
E(外向型):積極的に他者へ働きかけ、共に進もうとする
アルフレートはヤーナムの禍々しい血の夜の中にあっても、初対面のプレイヤーに対して真っ先に声をかけます。「やあ狩人!」という呼びかけはその象徴です。見知らぬ相手でも仲間と見なし、自分の使命と知識を惜しみなく共有しようとする姿勢は、典型的な外向型(E)の特徴です。
孤独を好む内向型のキャラクターなら、血の夜に他者へ積極的に声をかけることはありません。アルフレートは自らエネルギーを向けることで、プレイヤーとの絆を深めようとします。彼にとって、仲間と共有する使命感こそが生きる力の源なのです。
N(直感型):「大義」という抽象的な理想に駆られて行動する
アルフレートが追い求めるのは、単なる目の前の敵の討伐ではありません。「不浄なる血族を根絶やしにする」という大きな使命、世界をあるべき清浄な状態に戻すという理想像です。このような抽象的なビジョンや理念への強いこだわりは、直感型(N)の証です。
感覚型(S)であれば、目の前の現実に根ざした具体的な判断を優先します。しかしアルフレートは「聖剣の騎士団の教え」という理念の世界に生きており、現実の状況がどれほど変化しても、その抽象的な使命観がすべての行動の基準となっています。
F(感情型):使命と仲間への情熱的な共感が行動の原動力
アルフレートの行動は論理的な計算よりも、感情的な共鳴によって突き動かされています。彼がプレイヤーに親しみを感じるのは、「同じ狩人として戦う者」への感情的な連帯感からです。また、使命への執着も純粋に感情的な動機——「不浄なるものは許せない」「仲間のために戦う」——から来ています。
思考型(T)であれば、使命の合理性や結果の効率を冷静に計算するはずです。しかしアルフレートは、感情的な確信と熱意のまま行動します。その純粋さゆえに、後半では感情が暴走する形で悲劇を引き起こしてしまいます。
J(判断型):聖剣の騎士団の教義を絶対的な基準として守り続ける
アルフレートは聖剣の騎士団の教義を、疑いなく絶対的な真理として受け入れています。「ヴァイルブラッドは不浄であり、滅ぼさねばならない」という信念は揺らがず、どんな状況でも自分の行動基準は変わりません。この「ルールや信念体系への強固な忠誠心」は判断型(J)の典型的な特徴です。
知覚型(P)であれば、状況に応じて柔軟に方針を変えることができます。しかしアルフレートは、その柔軟性がありません。教義という「決定した枠組み」の中だけで生きており、それが最終的に悲劇的な暴走につながります。J型のもつ「一度決めたことを貫く強さ」が、良くも悪くも最大限に発揮されたキャラクターです。
アルフレートの性格特徴
純粋すぎる善意と熱血——ENFJの光の面
アルフレートの最大の魅力は、その純粋な善意と仲間への熱い思いやりです。血の夜という絶望的な状況の中でも、彼は希望を持ち続け、仲間を鼓舞しようとします。「一緒に生き抜こう」という言葉には、単なる社交辞令ではなく、本当にプレイヤーのことを気にかける感情が込められています。
ENFJタイプは「人を導くカリスマ」と称されますが、アルフレートのそれは権力志向ではありません。彼が他者を引き寄せるのは、自らの情熱と信念の輝きそのものです。フロムゲーの多くのNPCが謎めいた発言ばかりをする中、アルフレートの明快な熱意はプレイヤーに安心感と信頼感を与えます。
使命感の強さ——信念が生きる意味そのもの
アルフレートにとって、聖剣の騎士団の使命は単なる義務ではありません。それは彼のアイデンティティそのものです。「なぜ狩人になったのか」という問いに対する答えが、すべてこの使命に集約されています。ENFJタイプは強い「大義」のためなら自己犠牲をいとわない傾向がありますが、アルフレートはまさにその体現者です。
血の夜という極限状態でも折れないメンタルは、この使命感という強固な柱があってこそ。しかし同時に、この使命感の強さが彼の視野を狭め、最終的には手段を選ばない暴走へとつながっていきます。
仲間への過剰な期待と失望——感情の両刃
ENFJタイプは他者との感情的な結びつきを非常に重視するため、裏切りや失望を感じた際のダメージが大きくなりがちです。アルフレートも例外ではありません。プレイヤーに対して「信頼できる仲間」という強い感情的な投資をしており、だからこそ関係が崩れた時の落差が激しい。
「あなたを信頼していた」というセリフには、彼の感情の深さとその裏にある脆さが滲み出ています。ENFJは他者を信頼しすぎることで自分が傷つくリスクを抱えており、アルフレートはそのリスクが悲劇的な形で顕在化したキャラクターといえます。
理想が歪む時——善意から狂気へのENFJの暗面
※以下には重大なネタバレが含まれます。
物語が進むにつれて、アルフレートの「善意」は徐々に歪んでいきます。使命のためならどんな手段も正当化される、という論理が芽生え始め、最終的にはアネリーゼ女王への凄惨な仕打ちにまで至ります。「使命を果たした」と語る彼の言葉は、むしろ哀しさを増幅させます。
これはENFJの暗面——「正しい目的のためなら手段を選ばない」という側面が極限まで肥大化した姿です。ENFJは本来、人を幸せにすることに喜びを感じるタイプですが、その方向性が「理想の追求」という一点に集中すると、現実の人間的感情を置き去りにした行動に出てしまうことがあります。アルフレートはその最悪のケーススタディとして、プレイヤーの記憶に深く刻まれます。
アルフレートの心に残る名言・名セリフ 6選
※以下の名言にはゲームのストーリーに関するネタバレが含まれます。
「やあ狩人!一緒に血の夜を生き抜こうじゃないか!」
初対面にもかかわらず、全力で友好を示すこのセリフはアルフレートの本質を一言で表しています。暗く絶望的なヤーナムの夜に、こんなにも明るく声をかけてくるキャラクターはほぼ皆無です。ENFJが持つ「他者とのつながりへの渇望」と「周囲を鼓舞したいという衝動」が、この短い一言に凝縮されています。血の夜という極限状態でも前向きさを失わない——これがアルフレートというキャラクターの核心です。
「ヴァイルブラッドは絶対に許せない。これが私の使命だ」
使命への絶対的な確信を語るこのセリフには、ENFJの「大義への献身」が鮮明に表れています。彼にとってヴァイルブラッドの排除は単なる命令ではなく、魂の次元での使命です。「許せない」という強い感情的な言葉を使っているところも感情型(F)らしく、論理的な説明ではなく感情的な確信から信念が生まれていることがわかります。この真摯さが彼の魅力であり、同時に危うさの源でもあります。
「あなたを信頼していた。共に戦える仲間だと思っていた」
プレイヤーとの関係が変化したときに出てくるこのセリフは、ENFJが人間関係に注ぐ感情的なエネルギーの大きさを示しています。アルフレートはプレイヤーを本当の意味で「仲間」と思っており、その信頼の重さゆえに、裏切られた(と感じた)時の衝撃も大きい。ENFJは感情移入が深いぶん、失望した時のダメージも深く、時に相手への強い感情的反応として現れます。
「アネリーゼ女王よ、罰を受けよ!」
※重大なネタバレを含みます。
使命の最終局面で叫ばれるこのセリフは、アルフレートが純粋な「義憤」の状態に達していることを示しています。ENFJは正義感が強く、「悪」と判断したものに対して感情的な怒りを向けることがあります。しかしここでのアルフレートの「正義」は、すでに歪んだ信念体系の上に立ったものです。使命への純粋な情熱が、暴力という形で爆発した瞬間——ENFJの「熱量」が最悪の形で顕現したシーンです。
「使命を果たした…これで終わりだ」
すべてが終わったあとのこのセリフには、疲弊と虚無感が滲んでいます。ENFJは使命や目標のために全力を注ぐタイプですが、その目標が達成されたとき、残るのは充実感ではなく空虚感であることがあります。「これで終わりだ」という言葉には、生きる意味を使命に委ねすぎた人間の哀しさが込められています。アルフレートは使命を全うしながらも、その先に何も見えていない——ENFJが自分自身よりも「大義」を優先しすぎた末の悲劇的な結末です。
「あの旋風の槌、使いこなせるといいね。私の形見だと思って」
特定の条件を満たした時、アルフレートはプレイヤーに自分の武器を託します。この行為はENFJの「仲間を信頼し、自分のすべてを捧げたい」という性質の表れです。自分の武器=自分の力・意志を受け継いでほしいという感情的な願いが込められており、たとえ別の道を歩むことになっても、仲間への思いは消えていないことを示しています。
ENFJタイプの他キャラクター一覧
| キャラクター名 | 作品 | 共通する特徴 |
|---|---|---|
| エルヴィン・スミス | 進撃の巨人 | 大義のために仲間を率いる、強烈なカリスマとリーダーシップ |
| オールマイト | 僕のヒーローアカデミア | 人を鼓舞し、次世代に希望をつなごうとする使命感 |
| エース | ワンピース | 仲間への深い愛情と、自分を犠牲にしてでも守り抜く熱情 |
| テンジン | コラの伝説 | 教え子を導く強い使命感と他者への深い共感力 |
| ハーミオーニー・グレンジャー | ハリー・ポッター | 正義感の強さと仲間を引っ張るリーダーシップ |
| アシタカ | もののけ姫 | 対立する者たちの間に立ち、理解と共存を求める誠実な姿勢 |
アルフレートと相性の良いMBTIタイプ
ENFJタイプのアルフレートは、熱量と使命感が魅力の人物です。彼と相性のよいタイプを見ていきましょう。
| MBTIタイプ | タイプ名 | 相性の理由 |
|---|---|---|
| INFP | 仲介者 | ENFJの熱量と方向性を受け止め、内面の豊かさで補完しあえる。感情的な共鳴が深い関係を作る。 |
| ISFJ | 擁護者 | 献身的なISFJはENFJの使命を細部でサポートする。安心感と安定をENFJに与え、ENFJはISFJを力強く守る。 |
| ENFP | 広報運動家 | 共に理想と情熱を語り合える相手。ENFJの計画性とENFPの自由な発想が互いを刺激する。 |
| INTJ | 建築家 | ENFJの感情と使命感を、INTJの戦略的な視点が補完する。信頼関係を築ければ最強のパートナー。 |
| INFJ | 提唱者 | 同じく深い使命感と理想主義を持つ。互いの内面の世界を理解し合える最良の対話相手。 |
ENFJタイプは感情的な結びつきを重視するあまり、ISTP(巨匠)やINTP(論理学者)などの感情表現を重視しないタイプと摩擦が生じることがあります。アルフレートのように使命感が強い場合、異なる価値観を持つ相手との衝突は、特に感情的な爆発につながるリスクがあります。
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よくある質問(FAQ)
Q. アルフレートはなぜENFJと診断されるのですか?
アルフレートは、積極的に仲間に働きかける外向性(E)、大きな理想・使命感に基づく直感性(N)、感情的な動機で行動する感情型(F)、そして聖剣の騎士団の教義を絶対基準として持つ判断型(J)という特徴をすべて持っています。熱血で仲間思いでありながら、信念への固執が暴走につながるという点も、ENFJの「光と影」を体現しています。
Q. ENFJタイプの有名な特徴は何ですか?
ENFJは「主人公タイプ」とも呼ばれ、強いカリスマ性とリーダーシップを持ちます。他者への共感力が高く、人を鼓舞・動機づける能力に長けています。一方で、自分の信念に強く縛られることで視野が狭くなったり、感情的に傷つきやすいという側面もあります。アルフレートはこの特徴の両面をドラマチックに表現したキャラクターです。
Q. アルフレートは最終的にどうなりますか?(ネタバレあり)
※ネタバレあり。プレイヤーの行動により展開が変わりますが、多くのルートでアルフレートはヴァイルブラッドの女王アネリーゼへの執念を実行に移し、その後消息を絶ちます。「使命を果たした」という言葉を残す彼の姿は、純粋な善意が歪んだ信念によって悲劇へと変貌する、Bloodborne屈指の哀切なキャラクターエンドです。
Q. アルフレートに好感を持てたのに裏切られた気分になるのはなぜですか?
それはフロム・ソフトウェアの巧みなキャラクター設計によるものです。アルフレートは序盤で最も友好的なNPCとして登場し、プレイヤーに強い好意を抱かせます。しかし彼の使命への執着が明らかになるにつれ、その「善意」のもろさが露わになります。ENFJが使命に自己をすべて捧げた時に何が起きるか——その答えがアルフレートです。
Q. アルフレートと仲良くエンディングを迎える方法はありますか?
アルフレートのイベントは基本的にプレイヤーがヴァイルブラッドの血の雫を彼に渡すかどうかで分岐します。雫を渡すことでイベントが進行しますが、最終的な結末は変わりません。一部のルートで彼から特定の武器(旋風の槌)を入手できる場面があり、それが実質的な「仲間としての記念品」となります。詳細は攻略情報をご確認ください。
Q. Bloodborneには他にもMBTI分析が面白いキャラクターはいますか?
Bloodborneには個性豊かなNPCが多数登場します。例えば、孤独に研究を続けるアデーラ(INFJ系)、謎めいた教会の人ゲールマン(INTJ系)、感情を内に秘めつつ行動するアイリーン(ISTP系)など、各タイプの特徴を持つキャラクターが揃っています。Bloodborneのキャラクター設計の奥深さを、MBTIという視点からも楽しんでみてください。
まとめ
アルフレートはBloodborneにおいて、ENFJ(主人公タイプ)の本質を最も鮮烈に体現したキャラクターです。他者への積極的な働きかけ、大きな使命感、感情的な動機と深い共感力、そして信念への絶対的な忠誠——これらENFJの特徴が、彼の言動の隅々に現れています。
ENFJタイプの「光」は、人を引きつけるカリスマ性と温かな仲間意識にあります。アルフレートの最初の笑顔と「一緒に生き抜こう」という言葉は、ヤーナムの暗闇に灯る希望の炎そのものでした。しかしENFJの「影」は、その使命感と信念が肥大化した時に現れます。自分の「正しさ」への確信が他者への理解を閉ざし、最終的には暴走と悲劇を招く——アルフレートはその過程を、誰よりも純粋に辿ってしまったキャラクターです。
フロム・ソフトウェアのゲームには、善悪を単純に二分しない複雑なキャラクターが多く登場します。アルフレートはその中でも特に「善意の歪み」というテーマを体現しており、彼の悲劇はプレイヤーの心に長く残ります。
もし自分がENFJタイプだと感じているなら、アルフレートの物語は「信念と柔軟性のバランス」について深く考えさせてくれる鏡になるかもしれません。情熱と使命感はENFJの武器ですが、その熱量を向ける方向と、他者の声に耳を傾ける姿勢が、光と影のどちらに向かうかを決める鍵となります。
Bloodborneの世界でアルフレートと出会った時、ぜひ彼の言葉ひとつひとつをENFJタイプの視点で聞き直してみてください。きっと新しい発見があるはずです。


