結論:本位田又八(バガボンド)のMBTIタイプはESFP(エンターテイナー)と分析できます。人恋しさと承認欲求で動き、今この瞬間の快楽と情に流されながらも、計画性ゼロでその場をしのいで生きる姿は、まさに刹那を全力で生きるエンターテイナー型そのものです。剣に殉じた武蔵とは対照的に、良くも悪くも「人間くさく」あり続けた等身大の弱さが、この型の光と影を体現しています。
『バガボンド』は、『SLAM DUNK』で知られる井上雄彦が、吉川英治の国民的小説『宮本武蔵』を原作に描く剣豪漫画です。講談社「モーニング」で1998年から連載され、剣に生きた宮本武蔵の壮絶な生涯を、圧倒的な画力と深い人間ドラマで描き切りました。その物語の陰でもう一つの人生を歩むのが、武蔵の幼馴染・本位田又八(ほんいでん またはち)です。
結論を先にお伝えします。本位田又八のMBTIタイプは、16タイプの中でも「今この瞬間を全力で生きる」**ESFP(エンターテイナー)**だと分析できます。見栄っ張りで女好き、楽な道へ流され、嘘を重ねては逃げ続ける——けれど憎めない。武蔵が「剣禅一如」を極めていくのとは正反対に、又八は快楽と情に翻弄されながら、それでも必死に生きようとします。その姿は多くの読者が「自分に一番近い」と感じる、等身大の弱さそのものです。
この記事では、又八がなぜESFP(エンターテイナー)と言えるのかをE/I・S/N・T/F・J/Pの4軸で徹底分析し、彼が実際に発した心に残る名言、同じESFPタイプのキャラや相性の良いタイプまで、たっぷり掘り下げていきます。
この記事でわかること
- 本位田又八のMBTIがESFP(エンターテイナー)だと言える具体的な理由
- E/I・S/N・T/F・J/Pの4軸から見た又八の性格分析
- 作中で実際に語られた、又八の心に刺さる名言・名セリフ
- 又八と同じESFPタイプの他作品キャラクター
- 又八と相性の良いMBTIタイプと、その理由
※ネタバレ注意:この記事には、本位田又八の後半の心理描写や“一世一代の大博打”など、物語中盤以降の展開に触れる部分があります。未読の方はご注意ください。
本位田又八(バガボンド)の基本情報
まずは本位田又八というキャラクターの基本情報を整理しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 本位田又八(ほんいでん またはち) |
| 作品 | バガボンド(原作:井上雄彦/原作小説:吉川英治『宮本武蔵』) |
| 立場 | 宮本武蔵(竹蔵)の幼馴染。夢と現実の間で揺れる“もう一人の主人公” |
| 声優(CV) | なし(『バガボンド』は未アニメ化のため、公式の声優は存在しません) |
| 初登場 | 第1巻/関ヶ原の戦い直後、武蔵(竹蔵)と共に落ちのびる逃避行の場面 |
| 許嫁(いいなずけ) | おつう(武蔵に想いを寄せており、又八もそれに気づいている) |
| 母 | お杉(周囲から「おばば」と呼ばれる。息子・又八を溺愛する) |
| MBTIタイプ(当サイト分析) | ESFP(エンターテイナー) |

本位田又八がESFP(エンターテイナー)タイプである理由【4軸分析】
それでは、本位田又八がなぜESFP(エンターテイナー)なのか、MBTIの4つの軸(E/I・S/N・T/F・J/P)に沿って、作中の具体的な描写を根拠に分析していきます。ESFPタイプそのものについて詳しく知りたい方は、ESFP(エンターテイナー)タイプの解説ページもあわせてご覧ください。
外向(E) vs 内向(I):人恋しさと承認欲求で動く、根っからの社交型
又八は、とにかく人の輪の中にいたい・認められたいという欲求が非常に強いキャラクターです。都に出れば酒と女の享楽にのめり込み、口八丁で人に取り入り、女に養われながらも大言壮語を並べる。一人でコツコツ何かを積み上げるより、他人に大きく見られること・話し相手がいることでエネルギーを得るタイプで、これは典型的な外向(E)の傾向です。
一方で内省的な独白も多く、「内向では?」と迷う読者もいるかもしれません。しかし彼の自己嫌悪は、あくまで“外の世界で他人にどう見られたか”への反応から生まれるもの。孤独に耐えられず人に寄りかかり、寂しさから行動を起こす姿は、内側に閉じるIより、外に向かって関係を求めるEの心の動きです。
感覚(S) vs 直観(N):今この瞬間の快楽と現実の手触りに流される
又八の行動原理は、目の前の快楽と手っ取り早い現実の利益です。遠い理想を追う武蔵とは違い、又八は「今おいしい酒が飲めるか」「今ラクができるか」「今大きく見られるか」で動きます。将来を見据えた長期計画は苦手で、そのつど目に映るチャンスに飛びつく。この“今・ここ・目の前”に強く反応する感性は、感覚(S)の分かりやすい特徴です。
武蔵が剣を通して「強さとは何か」という抽象的な問いへ潜っていくのに対し、又八の関心は常に具体的で生活に密着しています。名声も金も女も、彼にとっては手で触れられる現実の獲物。壮大なビジョンよりも今の実感を優先するこの姿勢は、直観(N)よりも感覚(S)が優勢だと判断できます。
感情(F) vs 思考(T):損得より情、罪悪感と自己嫌悪に揺れる心
又八は決して頭の悪いキャラではなく、口先の立ち回りは器用です。しかし彼を最終的に動かすのは論理的な損得計算ではなく、情・見栄・罪悪感といった感情です。嘘を重ねては良心が痛み、母を思って涙し、武蔵との友情に何度も立ち返る。冷徹に効率を突き詰めるT型ではなく、心の揺れがそのまま行動に出る感情(F)タイプです。
彼の狡さすら、突き詰めれば「認められたい」「嫌われたくない」「みじめな自分を見せたくない」という感情から出ています。理屈で自分を守るのではなく、感情に飲み込まれて崩れ、また感情によって立ち直る。この不器用なまでの情の深さこそが、又八がFであることの何よりの証拠です。
知覚(P) vs 判断(J):計画性ゼロ、その場しのぎで生きる自由人
又八ほど「行き当たりばったり」という言葉が似合う人物はいません。決めたことを最後までやり遂げられず、面倒事からはすぐ逃げ、楽な方・楽な方へと流れていく。旅の目的も気分でころころ変わり、その日暮らしのなかで場当たり的に嘘をつなぎ合わせて生きています。計画を立てて着実に実行するJ型とは真逆の、柔軟すぎるほど柔軟な知覚(P)タイプです。
この無計画さは彼の弱さであると同時に、物語を転がすエンジンでもあります。締め切りや責任に縛られず、その場のノリと感情で動くからこそ、又八は誰よりも“生の人間”らしく見える。行き当たりばったりでも何とか生き延びてしまうしぶとさは、P型の適応力の裏返しとも言えるでしょう。
以上4軸の分析から、本位田又八はESFP(エンターテイナー)と結論づけました。

本位田又八の性格特徴
続いて、本位田又八の性格をより具体的に掘り下げていきます。ESFP「エンターテイナー」タイプの特徴と照らし合わせながら見ていきましょう。
見栄と虚栄で自分を“大きく”見せたがる
又八の最大の特徴は、実力以上に自分を強く・立派に見せようとする見栄っ張りな性格です。英雄や豪傑に強い憧れを抱きながら、その努力からは目を背け、口先と嘘で「大した男」を演じ続けます。承認欲求の強さと即興的な自己演出はESFPの光と影であり、又八の場合はそれが痛々しいほど人間くさく描かれます。
逃げ癖と先延ばし——楽な道へ流されるクセ
つらい現実や面倒な責任が迫ると、又八はいつも「逃げる」という選択をします。関ヶ原後の再起も、母との向き合いも、武蔵との再会も、何度も先延ばしにしてはその場をしのぐ。この刹那的な回避行動は、長期的視点が弱く“今”を優先するESFPが、追い込まれたときに陥りやすいパターンでもあります。
情に厚く、人恋しい寂しがり屋
だらしなく狡い一方で、又八はどうしようもなく情に厚い男です。母を思い、幼馴染の武蔵を思い、袖すり合った人々に絆を感じる。一人ではいられず、誰かとのつながりを何より欲しがる姿は、人と関わることでこそ生きるESFPの本質そのもの。彼の名言の多くが「つながり」や「絆」をテーマにしているのは、決して偶然ではありません。
深い自己嫌悪と、弱さを認めることで始まる再生
又八の物語の核心は、「空っぽな自分」と向き合う過程にあります。嘘で塗り固めた自分の中心には何もない——その事実に打ちのめされながらも、彼は少しずつ自分の弱さを認め始めます。感情に飲まれて崩れ、感情によって立ち直るこの再生のプロセスは、感情(F)を主機能に持つ又八だからこそ描ける、深い人間ドラマになっています。
快楽に弱く、その場のノリで生きる愛すべきダメ人間
酒・女・楽な儲け話——目の前の快楽に驚くほど弱いのが又八です。誘惑にすぐ乗り、勢いで大博打に出て、後から頭を抱える。この計画性のなさと快楽志向は欠点でありながら、彼を憎めない“愛すべきダメ人間”にしています。読者が又八に自分を重ねてしまうのは、この飾らない弱さがあまりに人間的だからでしょう。
本位田又八の心に残る名言・名セリフ&名場面7選【MBTI解説付き】
本位田又八は、弱さをさらけ出すからこそ心に刺さる名言を数多く残しています。ここでは、複数の名言まとめ・引用サイトで文言が確認できた実際のセリフを中心に紹介します(作中の版・ページによって表記に細かな揺れがある場合があります)。
名言1:「嫌いだよ俺のこのクソ弱さが…」
嫌いだよ俺のこのクソ弱さが みっともなくて 俺の嘘をひとつひとつはがしていったら真ん中には何もねえ!! その空っぽを誰にも見せたくなかった
嘘で塗り固めた自分の“中心”には何もない——この痛切な自己認識こそ、又八という人間の核心です。感情(F)を主機能とするESFPが、承認欲求の裏返しとして抱えがちな「空虚感」を、これ以上ないほど正直に言葉にした名場面。強がりの仮面が剥がれ落ちた瞬間の弱さが、多くの読者の胸を打ちます。
名言2:「負け犬は負けを抱えて…それでも生きていくんだ」
負け犬は負けを抱えて…… それでも生きていくんだ 前へ進まなくちゃならねえんだよっ……!
弱い者に容赦なく刃を向ける小次郎の前へ飛び込み、又八が叫んだ言葉。誰よりも“負け”を知る又八だからこそ宿る説得力があります。強者の理屈ではなく、負けた者の側に立って「それでも生きろ」と叫ぶ——ここには、人の感情に寄り添うF型らしい優しさと、生きることそのものを肯定するESFPの生命力が滲んでいます。
名言3:「本当に大切なものを大切にすること。そこからもう一度、やり直せるよな」
嘘を積み重ねているうちに、いつからか本当のことも見失ってしまっていたよ。本当に大切なものを大切にすること。そこからもう一度、やり直せるよな
嘘に嘘を重ねて本当を見失った又八が、それでも再スタートを誓う言葉。抽象的な理想論ではなく「目の前の大切なものを大切にする」という、極めて具体的で地に足のついた再生の宣言です。今この瞬間の実感を大事にする感覚(S)と、情を軸に生きる感情(F)が同居した、ESFPらしい前向きさが表れています。
名場面4:長い別離を経ても武蔵との絆を信じる場面
長く会えずとも、武蔵との絆は消えない——又八がそう信じる場面です。理屈ではなく感情で人とのつながりを確信するのは、まさに感情(F)型の思考回路。人との関係性そのものをエネルギー源にするESFPにとって、絆が途切れないという感覚は生きる支えなのです。
名場面5:大きくなっていく武蔵とのつながりを手放さない場面
剣の道を突き進み“大きく”なっていく武蔵に対し、又八はそれでも二人のつながりは切れないと信じ続けます。立場や強さが違っても関係は終わらない——そう感じる姿に、人恋しく絆を求める又八らしさが凝縮されています。孤高を極める武蔵(対照的なタイプ)と、人とのつながりを手放せない又八——二人の対比がここに鮮やかに表れています。
名言6:「本当のことだけでいいってのは気持ちのいいもんさ」
嘘ならさんざんついてきた。もう十分だ。本当のことだけでいいってのは気持ちのいいもんさ
散々ついてきた嘘に別れを告げ、正直に生きる爽やかさに気づいた又八の言葉。嘘の重さに苦しんできた彼が、飾らない“本当”の心地よさを噛みしめる場面です。カラリと素直な物言いに、感情に正直で今の実感を大切にするESFPの明るさがのぞきます。
名場面:一世一代の大博打に出る又八(名場面)
物語後半、又八はある“大博打”に身を投じ、身の丈を超える役回りを演じることになります。楽な道を選び続けてきた男が、勢いと見栄からとんでもない賭けに飛び込む——この場面は、計画性より衝動、慎重さよりノリで動くESFPの危うさと、それでも何とか生き延びてしまうしぶとさを象徴しています(具体的な展開はネタバレのため詳細は伏せます)。
ESFP(エンターテイナー)タイプの他のキャラクター一覧
本位田又八と同じESFP(エンターテイナー)タイプは、他作品でも「今この瞬間を全力で生き、人を惹きつける」愛されキャラとして描かれがちです。又八と重ねて楽しめる、同タイプのキャラクターを紹介します。
| キャラクター | 作品 | ESFPらしいポイント |
|---|---|---|
| 西門総二郎 | 花より男子 | 女好きで軽やか、快楽と“今”を優先する遊び人気質は又八と重なるESFPらしさ全開のキャラ。 |
| 野田恵(のだめ) | のだめカンタービレ | 計画性ゼロ・感情のままに動く自由人。行き当たりばったりでも愛される点が又八と好対照。 |
| 今井勝俣 | 今日から俺は!! | ノリと勢いで場を回す、人懐こくお調子者な社交派。刹那を楽しむESFPの明るさが又八と通じる。 |
| カーロス・リベラ | あしたのジョー | 本能と感覚で生き、華やかに拳を振るう天才肌。刹那を燃やす生き様がESFPそのもの。 |
| 六本木朱美 | めぞん一刻 | 自由奔放で情に厚く、人恋しさを隠さない。人とのつながりを求める姿が又八と響き合う。 |
| 夏目あさ子 | となりの怪物くん | 気分屋で寂しがり、人の輪の中で輝くタイプ。感情に素直で憎めないESFPの魅力を持つ。 |
『バガボンド』の他のキャラクターのMBTI診断
当サイトでは『バガボンド』の他キャラクターのMBTI診断記事も公開しています。同じ作品のキャラ同士でタイプを見比べると、それぞれの個性がより鮮やかに浮かび上がります。
| キャラクター | 立ち位置・関係 |
|---|---|
| 沢庵宗彭 | 荒くれ者の武蔵(竹蔵)を導く風変わりな僧。飄々としながら鋭い禅の言葉を放つ |
| 吉岡清十郎 | 京都・吉岡道場の当主。退廃の中に剣才を秘めた憂いある剣豪 |
| 宝蔵院胤舜 | 宝蔵院流槍術の若き達人。純粋なまでに強さを追い求める槍の天才 |
| 宮本武蔵 | 主人公(史実版記事) |
本位田又八(ESFP)と相性の良いMBTIタイプ・注意が必要なタイプ
刹那を生き、人とのつながりを求める又八(ESFP)は、地に足のついた相手に支えられると本領を発揮します。ここでは又八と相性の良い/注意が必要なMBTIタイプを紹介します。
| 相性 | タイプ | 理由 |
|---|---|---|
| ◎ | ISFJ(擁護者) | 見栄っ張りで危なっかしい又八を、黙って支え受け止める包容力。おつう的な献身が、彼の暴走に歯止めをかける最良の伴走者。 |
| ◎ | ISTJ(管理者) | 計画性ゼロの又八にとって、堅実で責任感の強いISTJは人生の羅針盤。流されがちな彼を現実に引き戻してくれる。 |
| ○ | ESTP(起業家) | ノリと行動力が抜群に合う遊び仲間。ただし二人とも刹那的で、盛り上がると歯止めが効かなくなる危うさも。 |
| ○ | ENFP(広報運動家) | 情の深さと人懐こさで意気投合。夢や想いを語り合える相手だが、二人だけだと現実処理が置き去りになりがち。 |
| △ | INTJ(建築家) | 緻密に未来を設計するINTJと、その場しのぎの又八は価値観が正反対。ぶつかりやすいが、足りない部分を補い合えれば化学反応も。 |
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よくある質問(FAQ)
Q1. 本位田又八の声優(CV)は誰ですか?
『バガボンド』は2026年現在アニメ化されていないため、公式の声優は存在しません。したがって又八にアニメ版のCVは付いていません。名言まとめ動画などでファンが独自に声を当てているケースはありますが、公式キャストではない点に注意してください。
Q2. 本位田又八の初登場はいつですか?
第1巻の冒頭、関ヶ原の戦い直後に武蔵(当時は「竹蔵」)と共に落ちのびる逃避行の場面から登場します。物語のスタート地点で武蔵と並んで現れる、最初期からの重要キャラクターです。
Q3. 又八はESFPではなくESTPやISFPではないですか?
口先の立ち回りが器用でずる賢い面はESTP(起業家)的ですが、又八を最終的に動かすのは冷徹な損得計算ではなく、見栄・情・罪悪感といった感情(F)です。そのためT型のESTPよりもF型が妥当と考えます。また、人恋しく社交的で承認欲求が強い点から、内向的なISFP(冒険家)よりも外向のE型で、総合するとESFP(エンターテイナー)が最もしっくりくる分析です。
Q4. 又八は武蔵とどんな関係ですか?
作州宮本村からの幼馴染で、若い頃はいつも一緒につるんでいた親友同士です。二人で名を挙げようと関ヶ原の戦いに志願しますが敗走。その後、剣の道を突き進む武蔵と、快楽と嘘に流される又八は、対照的な人生を歩んでいきます。
Q5. 又八は物語の最後どうなりますか?
『バガボンド』は2015年以降長期休載中で未完のため、又八の“最終的な結末”は現時点で描かれていません。ただし作中では、嘘だらけの自分と向き合い、弱さを認めて少しずつ前へ進もうとする再生の過程が丁寧に描かれています。
Q6. なぜ又八は“第三の主人公”と呼ばれるのですか?
武蔵・佐々木小次郎という二大剣士の物語の陰で、又八は「強さを求めない普通の人間」の代表として、もう一つの人生を歩みます。剣に殉じる武蔵とは正反対に、弱く人間くさく生きる又八の姿が読者の共感を集めるため、彼はしばしば“第三の主人公”と評されます。
まとめ:本位田又八(バガボンド)はESFP(エンターテイナー)タイプ!
最後に、本位田又八(バガボンド)のMBTI分析のポイントをまとめます。
- 本位田又八のMBTIはESFP(エンターテイナー)と分析できる。
- 外向(E):人恋しさと承認欲求で動き、輪の中でこそ生きる社交型。
- 感覚(S):遠い理想より“今・ここ・目の前”の快楽と現実に反応する。
- 感情(F):損得計算より情・見栄・罪悪感で動く、心の揺れがそのまま行動に出るタイプ。
- 知覚(P):計画性ゼロで、その場しのぎと逃げ癖のなかを流れるように生きる。
- 剣に殉じた武蔵と正反対に“人間くさく”あり続けた、等身大の弱さが魅力の第三の主人公。
本位田又八は、強さも才能も持たない「普通の弱い人間」として描かれるからこそ、多くの読者が「自分に一番近い」と感じるキャラクターです。見栄を張り、逃げ、嘘を重ね、それでも情に厚く、最後は自分の弱さを認めて前へ進もうとする——そのリアルな揺らぎは、今この瞬間を全力で生きるESFP(エンターテイナー)の光と影を、痛いほど人間らしく体現しています。
剣に殉じた武蔵の物語だけでは描けない「生きることの泥臭さ」を担う又八。彼のセリフや生き様に胸を打たれたなら、ぜひ原作『バガボンド』でその弱さと再生のドラマを味わってみてください。


