結論:相良猛(今日から俺は)のMBTIタイプはENTJ(指揮官)と分析できます。嘘の情報で番長・片桐智司を失脚させるクーデターを設計し、負ければ空手で鍛え直して何度でもリベンジを仕掛ける——目標達成のために組織・情報・武器のすべてを動員する外向的な戦略家ぶりは、まさにENTJ(指揮官)の「暗黒面」を体現しているからです。感情や仁義ではなく勝算だけで動く冷徹な計画性こそ、相良猛の恐ろしさの正体です。
西森博之先生の不良コメディの金字塔『今日から俺は!!』(小学館「増刊少年サンデー」連載)。金髪ツンツン頭の三橋貴志とトンガリ頭の伊藤真司が暴れ回る痛快な物語の中で、笑いを一切許さない「本物の悪」として君臨したのが、開久高校のナンバー2・相良猛(さがら たけし)です。『狂犬相良』の通り名で恐れられ、勝つためなら鉄パイプの不意打ちも人質も辞さない狡猾な策略家として、原作終盤では本作最後の敵となりました。2018年の日本テレビ実写ドラマ版では磯村勇斗さんが演じ、その圧倒的な「イヤな強さ」が大きな話題を呼びました。
そんな相良猛のMBTIタイプを徹底分析した結論は、ENTJ(指揮官)です。ENTJといえばカリスマ的なリーダーシップと戦略的思考の持ち主ですが、相良はその能力を「支配」と「復讐」に全振りしたダークサイドのENTJ。相方の片桐智司さえ駒として利用するクーデターの設計力、負けるたびに計画を練り直して強くなる執念は、指揮官タイプの光と影を考えるうえで最高の教材といえます。
この記事では、相良猛がENTJである理由を4軸で分析し、裏取りできた実際のセリフ、性格特徴、相性の良いタイプまで、MBTI初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
この記事でわかること
- 相良猛(今日から俺は!!)のMBTIタイプがENTJ(指揮官)である理由
- E/I・S/N・T/F・J/Pの4軸から見た相良猛の性格分析
- 『狂犬相良』と恐れられる狡猾で執念深い性格特徴の正体
- ドラマ版で実際に発した名セリフと原作終盤の名場面のMBTI的解説
- 相良猛と同じENTJタイプのキャラクター・相性の良いMBTIタイプ
※ネタバレ注意:この記事には『今日から俺は!!』原作終盤(37〜38巻)の展開、および実写ドラマ版最終回・劇場版に関する重大なネタバレが含まれます。未読・未視聴の方はご注意ください。
相良猛(今日から俺は)の基本情報
まずは相良猛というキャラクターの基本情報を整理しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 相良 猛(さがら たけし) |
| 通り名 | 狂犬相良——身内の不良からも「ぜってー敵に回したくねえ男」と恐れられる |
| 作品 | 『今日から俺は!!』(原作:西森博之/小学館「増刊少年サンデー」連載) |
| 所属・立場 | 開久高校のナンバー2。相方の片桐智司と並ぶトップクラスの実力者 |
| 声優(CV) | 辻谷耕史(OVA版) |
| 演者(実写) | 磯村勇斗(日本テレビドラマ版・劇場版)/佐伯太輔(東映版※「相良晃司」表記) |
| 初登場 | 原作:開久高校編(コミックス5巻前後)。日テレドラマ版では開久編から登場し、第9〜10話で最大の敵に |
| 戦闘スタイル | 短くカットした鉄パイプや角材による不意打ち+空手で鍛えた実戦格闘 |
| MBTIタイプ(当サイト分析) | ENTJ(指揮官) |
東映版実写(1994年)では「相良晃司」という名前の表記で登場します。
見た目は白髪短めのリーゼントに白いロングコートという軟派な出で立ちですが、中身は作中屈指の危険人物です。
※フルネーム「相良猛」は日本テレビ系ドラマ版の表記です(原作漫画では下の名前はほぼ登場しません)。本記事の性格分析もドラマ版の描写を軸にしています。

相良猛がENTJ(指揮官)タイプである理由【4軸分析】
それでは、相良猛がなぜENTJ(指揮官)なのか、MBTIの4つの軸(E/I・S/N・T/F・J/P)に沿って、作中の具体的な描写を根拠に分析していきます。ENTJタイプそのものについて詳しく知りたい方は、ENTJ(指揮官)タイプの解説ページもあわせてご覧ください。
外向(E) vs 内向(I):組織を動かして戦うE
相良猛の恐ろしさは、個人の腕っぷし以上に「集団を動かす力」にあります。ドラマ版第9話では、番長の片桐智司がいっこうに軟高との喧嘩に腰を上げないと見るや、開久の不良たちを束ねてクーデターを決行。頭の座を奪ったうえで大勢を率いて軟高に押しかけ、「危害を加えられたくなければ300万円を払え」と要求する大規模な作戦を仕掛けました。自分一人で殴り込むのではなく、常に人と状況を巻き込んで外の世界に働きかけるエネルギーの向きは、典型的な外向型(E)です。
原作終盤でも、凄腕の極悪人・北山と手を組んで戦力を外部調達するなど、状況を「待つ」のではなく自ら「仕掛けて」作り出すのが相良のスタイル。内向型の策士が静かに好機を待つタイプだとすれば、相良は自分から盤面をひっくり返しに行く行動派の策士です。
直観(N) vs 感覚(S):常に数手先を仕込むN
相良の作戦は、いつも「一手」ではなく「連鎖」で設計されています。ドラマ版では、嘘の情報で単純な片桐を焚きつけて伊藤とのタイマンに誘導し、その騒動を口実にクーデターを起こして頭の座を奪う——一つの嘘から状況がドミノ倒しに動くことを見越した仕込みは、目の前の事実(S)よりも展開の可能性(N)を読む直観型の発想です。
さらに注目すべきは、負けた後の思考です。三橋や伊藤に敗れるたびに「今のままでは勝てない」と敗因を抽象化し、姿をくらまして空手で鍛え直し、より危険度を増して帰ってくる。原作終盤では北山という外部の強者と組む発想にも至ります。目先の快楽で動くヤンキーが多い本作において、「最終的に勝つ絵」から逆算して現在の行動を決める相良の頭脳は明らかにN型です。
思考(T) vs 感情(F):仁義より勝算のT
「智司さんと違ってヤツには仁義なんかねえからな」「やり口が汚い上に血も涙もない」——これは敵ではなく、身内の開久の不良たちによる相良評です。義理人情という感情的な行動原理(F)が支配する不良の世界で、相良だけは損得と勝算という思考的な行動原理(T)で動いています。だからこそ「ケンカの恐ろしさは番長より上」と恐れられるのです。
その象徴が、原作終盤での損切りの早さです。手を組んだ北山が三橋に敗れると、即座に見切りをつけて単独行動に切り替える。長年の相方だった片桐でさえ、障害になると判断すれば不意打ちで排除する。人間関係すらコストとリターンで計算するこの冷徹さは、ENTJの主機能である外向的思考(Te)が倫理のブレーキを失った姿そのものです。
計画(J) vs 知覚(P):短く切った鉄パイプのJ
相良が武器として携帯しているのは、隠し持てるように「短くカットした」鉄パイプや角材です。この小道具ひとつに、彼の性格が凝縮されています。喧嘩が始まってからその場のもので戦うアドリブ型(P)ではなく、戦いが始まる前に勝敗を決めておく準備型(J)。不意打ちから叩きのめすのが常套手段なのも、「戦う前に勝っておく」計画性の表れです。
原作終盤の総攻撃はさらに徹底しています。まず片桐を不意打ちで排除し、三橋・伊藤の友人たちを各個撃破して病院送りにし、理子を拉致して人質にし、駆けつけた三橋たちを追い詰める——障害を一つずつ順番に潰していく工程表のような段取りは、まさにJ型の計画性。負ければ計画を修正して再挑戦するその姿は、恐ろしいことに優秀なプロジェクトマネージャーのようですらあります。
以上4軸の分析から、相良猛はENTJ(指揮官)と結論づけました。

相良猛の性格特徴
続いて、相良猛の性格をより具体的に掘り下げていきます。ENTJ「指揮官」タイプの特徴と照らし合わせながら見ていきましょう。
『狂犬』の本質は牙ではなく頭脳——狡猾な策略家
『狂犬相良』という通り名から獰猛な喧嘩屋を想像しますが、相良の真の武器は頭脳です。ドラマ版では嘘の情報一つで番長・片桐を失脚させ、原作では敵の人間関係や弱点を正確に読んで各個撃破を仕掛ける。三橋貴志という「卑怯な主人公」の鏡写しのような存在でありながら、三橋の狡猾さが遊びの延長なのに対し、相良の狡猾さは目的達成の手段として体系化されています。
ENTJは「目標から逆算して最短ルートを設計する」タイプ。相良はその設計力を悪用した場合の見本のようなキャラクターで、だからこそ本作最後の敵にふさわしい存在感を放ちました。
勝つためなら手段を選ばない徹底した合理主義
鉄パイプの不意打ち、集団での袋叩き、人質、車での轢き逃げ——相良は「卑怯」という概念を意に介しません。「いつでも年少(少年院)に行く覚悟は出来ている」と豪語する彼にとって、喧嘩は誇りを競う勝負ではなく、相手を無力化するための作業だからです。
感情型(F)のキャラクターなら躊躇する場面で、相良には一切の迷いがありません。この「良心のブレーキより効率」という思考回路は、ENTJの外向的思考(Te)が未成熟なまま暴走した典型例として、MBTI的にも非常に興味深い描かれ方をしています。
敗北を糧に強くなる、恐るべき向上心
相良の最も恐ろしい特徴は、負けても終わらないことです。三橋や伊藤に敗れるたびに姿をくらまし、空手で鍛え上げてより危険な男になって帰ってくる。喧嘩の場数を積むことで成長していくタイプと評される通り、彼の execution(実行力)は敗北のたびに更新されていきます。
ENTJは16タイプ中でも屈指の「目標達成への執念」を持つタイプ。健全なENTJならその執念がキャリアや組織の成長に向かいますが、相良の場合は復讐に向かってしまった。向上心という美徳が方向を誤るとどうなるかを、彼は体現しています。
組織を乗っ取り、動かす支配欲
相良は単なる一匹狼ではなく、開久という「千葉県下随一の不良高校」の頭の座に強くこだわり続けた男です。クーデターで頭を奪い、追われれば奪還を狙う。ドラマ版最終話で三橋に叩きつけた「俺がどれだけの思いで開久のアタマに上りつめたと思ってんだ」という叫びには、地位への渇望と、努力で上り詰めた自負が滲んでいます。
ヒエラルキーの頂点を目指し、組織を意のままに動かしたいという欲求は、ENTJの権力志向のダークサイド。彼が「悪のカリスマ」タグで語られるのも、この支配者としての器があればこそです。
最後に見せた「負けの清算」——悪役の矜持
※ここは原作終盤のネタバレを含みます。あれほど非道を尽くした相良ですが、伊藤とのタイマンに完敗した後の行動が意外にも見事です。三橋・伊藤のコンビに心の底から負けを認め、和解した片桐とともに、自分が病院送りにした全員の入院費を支払ったのです。
感情的な謝罪ではなく、損害を金銭で清算するあたりがいかにもT型の相良らしいところ。しかし「負けを認めたら引きずらない」という潔い決算処理は、ENTJの合理性が良い方向に働いた瞬間でもありました。劇場版で片桐と二人、遠い町の廃品工場で真面目に働く姿を見ると、この男の再出発を少しだけ応援したくなります。
相良猛の心に残る名言・名セリフ&名場面7選【MBTI解説付き】
ここからは、相良猛の心に残る名言・名場面を紹介します。セリフは実写ドラマ版(日本テレビ・2018年)で実際に発せられた文言を複数の文献で裏取りしたものを掲載し、逐語で確認しきれなかったものは「名場面」として趣旨を解説します。※終盤のネタバレを含みます。
名言1:「ようこそ開久へ。この治外法権の地獄で念願の雪辱を果たす。たまんねえぜ」(ドラマ版第9話)
ようこそ開久へ。この治外法権の地獄で念願の雪辱を果たす。たまんねえぜ
乗り込んできた伊藤・今井・谷川を、開久の大軍勢で迎え撃つ場面のセリフです。注目すべきは「治外法権の地獄」という言葉選び。自分のホームグラウンドに敵を誘い込み、数の優位が最大化される戦場をあらかじめ設計しておく——喧嘩を「その場のぶつかり合い」ではなく「条件を整えた作戦」として捉えるENTJの戦場支配の思想が凝縮されています。
そして「念願の雪辱」という一言から分かるのは、相良が過去の敗北を一日も忘れていないこと。目標を達成するまで絶対に手放さない執念は、指揮官タイプの粘り強さの裏返しです。
名言2:「あいにく俺は智司ほどいさぎよくねえんだ」(ドラマ版第10話)
おかげさまで開久のアタマを降ろされたあげく、追い出されちまってよう。あいにく俺は智司ほどいさぎよくねえんだ。俺をこんな目に合わせたてめえらを一人一人ぶっ殺していこうと思ってさ
最終話、ヤクザの月川を引き連れて三橋たちの前に再登場した場面のセリフです。「いさぎよく負けを受け入れる」という不良の美学を自ら放棄し、復讐を宣言する——潔さ(F的な美意識)より目的達成(T的な合理)を選ぶ相良の価値観がはっきり言語化されています。
「一人一人ぶっ殺していこうと思ってさ」と、復讐すらリスト化して順番に処理していく口ぶりも実に相良らしいポイント。感情の爆発ではなく、工程表として復讐を語るところにJ型の計画性が滲みます。
名言3:「俺がどれだけの思いで開久のアタマに上りつめたと思ってんだ」(ドラマ版第10話)
気に入らねえんだよ。いつもへらへらしてるくせに、誰よりも強いとかよ。ふざけんなよ。俺がどれだけの思いで開久のアタマに上りつめたと思ってんだ
拘束した三橋に本音を叩きつける、相良というキャラクターの核心が露わになる場面です。努力と策略を積み重ねて頂点に上り詰めた自分と、へらへらしながら天性の強さで全てを手にする三橋。ヒエラルキーの頂点を目指して戦ってきたENTJだからこそ、「才能」への嫉妬がこれほど深いのです。
ENTJは実力主義の権化のようなタイプで、自分の努力が正当に報われない状況に人一倍強い怒りを覚えます。悪役の逆恨みでありながら、どこか人間くさい叫びとして胸に残る名セリフです。
名言4:単細胞な相方さえ駒にする——智司を策にはめた開久クーデター(名場面)
ドラマ版第9話。相良は嘘の情報で「単純な」片桐を焚きつけて伊藤とのタイマンに誘導し、うるさく飛び回る三橋・伊藤というハエをまとめて退治しようと画策します。長年連れ添った相方すら「扱いやすい駒」として盤面に置くこの冷徹な人間観こそ、仁義なき策士・相良の真骨頂。
人を能力と役割で評価し、感情的な絆を計算に入れないのは、未成熟なENTJが陥りがちな対人パターンです。皮肉なことに、この「駒扱い」が後に片桐との決定的な決裂を招くことになります。
名言5:短くカットした鉄パイプ——「戦う前に勝っておく」戦闘哲学(原作)
原作の相良を象徴するのが、隠し持てるよう短くカットされた鉄パイプと角材です。不意打ちで先手を取ってから叩きのめすのが彼の常套手段で、「いつでも少年院に行く覚悟はできている」と豪語するほどの徹底ぶり。中学時代には絡んできた相手を車道に蹴飛ばしたという危険な噂まであります。
武器を「事前に加工して準備しておく」段取りのよさは、恐ろしくもJ型の計画性の証明。行き当たりばったりの喧嘩が支配するこの作品世界で、相良だけが喧嘩を「準備で決まる仕事」として扱っているのです。
名言6:北山との共闘と、即座の見切り——本作最後の敵となった原作終盤(名場面・ネタバレ)
原作37〜38巻、相良は凄腕の極悪人・北山と手を組み、過去最大のキレと暴れぶりで本作最後の敵として立ちはだかります。そして北山が三橋に敗れると、即座に見切りをつけて単独での総攻撃に切り替える。片桐を不意打ちで排除し、三橋・伊藤の友人を病院送りにし、理子を拉致し、車で三橋たちを轢く——シリーズ屈指の胸糞悪さと緊張感を生んだ大立ち回りです。
同盟も損切りも一瞬で判断するこの動きは、ENTJの戦略的柔軟性が完全に悪へ振り切れた姿。ギャグ漫画の最終章に「本物の悪意」を持ち込めたのは、相良の知性があればこそでした。
名言7:入院費を全額払った男——伊藤に敗れて心から負けを認めた結末(名場面・ネタバレ)
すべての策を使い果たした相良は、重傷を押して駆けつけた伊藤とのタイマンでまったく歯が立たずに敗北します。そして物語は意外な着地へ——助けに入った片桐と和解し、三橋・伊藤のコンビに心の底から負けを認めた相良は、自分が入院させた全員の入院費を支払ったのです(なお片桐からは、ケガの回復後に「1・2発貰う」約束付き)。
泣いて詫びるのではなく、損害を清算するという実にT型らしい決着。そして負けを認めた後は執着しない切り替えの早さもまた、ENTJの合理性の良い面です。劇場版で片桐と廃品工場で働く姿には、この男なりの再出発が描かれています。
ENTJ(指揮官)タイプの他のキャラクター一覧
相良猛と同じENTJ(指揮官)タイプと分析される他作品のキャラクターを紹介します。目標のために組織と戦略を動かす「支配者の風格」が共通点です。
| キャラクター | 作品 | ENTJらしいポイント |
|---|---|---|
| 利根川幸雄 | カイジ | 巨大組織を実務で回す冷徹なナンバー2という立ち位置まで相良と重なる、Teの権化のような智将です。 |
| 須藤京一 | 頭文字D | 理詰めでチームを率い、勝つための舞台を自ら設計する策士。「勝てる条件を先に作る」発想が相良と同じです。 |
| 鷲巣巌 | アカギ | 権力と支配への渇望を隠さず、目的のためには常軌を逸した手段も辞さない執念のカリスマです。 |
| 天津影久 | 無限の住人 | 「卑怯」の誹りを承知の上で、目的達成の最短ルートを選び続ける統率者。手段を選ばぬ合理性が共通します。 |
| エボシ御前 | もののけ姫 | 冷徹な決断力で組織を守り、拡大させるリーダー。敵に回すと最も恐ろしいタイプの指揮官です。 |
| ロイエンタール | 銀河英雄伝説 | 野心を内に秘めた智将。ナンバー2の座に生まれる葛藤と野望という宿命まで、相良と響き合います。 |
こうして並べると、ENTJの悪役・敵役は「組織」「戦略」「支配」の三点セットを備えていることがよく分かります。相良猛はその不良漫画版ともいえる存在。主人公を本気で追い詰められるのは、いつだって頭の良い敵なのです。
『今日から俺は』の他のキャラクターのMBTI診断
当サイトでは『今日から俺は』の他キャラクターのMBTI診断記事も公開しています。同じ作品のキャラ同士でタイプを見比べると、それぞれの個性がより鮮やかに浮かび上がります。
| キャラクター | 立ち位置・関係 |
|---|---|
| 赤坂理子 | ヒロイン。合気道道場の一人娘で、正義感が強くヘタな不良より強い。三橋を「三ちゃん」と呼ぶ |
| 三橋貴志 | 主人公。金髪のツンツン頭で狡猾な最強不良 |
| 伊藤真司 | もう一人の主人公。正義感の強いトンガリ頭 |
相良猛(ENTJ)と相性の良いMBTIタイプ・注意が必要なタイプ
ENTJ(指揮官)タイプの相良猛と、他のMBTIタイプとの相性を見ていきましょう。『今日から俺は!!』の登場人物たちのタイプ(ファン分析)と重ねると、作中の人間関係がそのまま相性図になっていて面白いですよ。
| 相性 | タイプ | 理由 |
|---|---|---|
| ◎ 相性抜群 | INTP(論理学者) | 戦略を精緻化してくれる参謀タイプ。ENTJの推進力とINTPの分析力は、目標達成コンビとして最強の補完関係です。 |
| ◎ 相性抜群 | ISTP(巨匠) | 寡黙な実行者との名コンビ。相方の片桐智司がまさにこのタイプと分析されており、口数の少ない実力者はENTJの計画を現場で支えてくれます。 |
| ○ 良好 | ENTP(討論者) | 三橋貴志がこのタイプ。知略のぶつかり合いは刺激的で好敵手になれますが、主導権争いが激化すると作中のような全面戦争に発展します。 |
| △ すれ違い注意 | ISFP(冒険家) | 伊藤真司がこのタイプ。自分の信念(Fi)を曲げないISFPと、手段を選ばないENTJのTeは正面衝突しがち。作中の因縁の対決そのものです。 |
| △ すれ違い注意 | ESFJ(領事官) | 赤坂理子がこのタイプ。人の和を何より重んじるESFJにとって、仁義なき合理主義は受け入れがたく、価値観の溝が深い組み合わせです。 |
相性はあくまで傾向ですが、ENTJが力を発揮するには「計画を任せられる実行者」と「暴走を止めてくれる良心」の両方が必要です。相良の場合、片桐という最高の相棒を自ら駒として扱ってしまったことが転落の始まりでした。相性を活かすも殺すも、結局は本人次第なのかもしれません。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 相良猛の声優・演者は誰ですか?
アニメ(OVA版)で相良猛の声を担当したのは辻谷耕史さんです。実写では、日本テレビドラマ版・劇場版(2018〜2020年)を磯村勇斗さんが演じ、その憎たらしいほどの怪演が話題になりました。
なお1994年の東映実写版では佐伯太輔さんが演じており、このバージョンでは「相良晃司」という表記になっています。
Q2. 相良猛の初登場はいつですか?
原作では、千葉県下随一の不良高校・開久高校が登場するエピソード(コミックス5巻前後)から姿を見せます。日テレドラマ版では開久編から登場し、第9話でクーデターを起こして頭の座を奪い、第9〜10話の最終章で三橋たちの最大の敵となりました。
Q3. 相良猛はENTJではなくESTPやENTPという意見もあるのでは?
場当たり的に喧嘩を楽しむ性格ならESTP、口八丁で場をかき回すならENTPも候補になります。しかし相良の核は「嘘の情報で番長を失脚させる段取り」「短く切った鉄パイプの事前準備」「負けたら鍛え直して再挑戦する中長期計画」という戦略性と計画性(NT×J)にあります。
国内のキャラクター性格診断まとめでも相良猛はENTJと分析されており、本記事でもENTJ(指揮官)が最も適切と結論づけました。
Q4. 「狂犬相良」と呼ばれるのはなぜですか?
中学時代に絡んできた相手を車道に蹴飛ばして車に撥ねさせたなど、危険な噂に事欠かないからです。しかも敵だけでなく身内の開久の不良たちからも「やり口が汚い上に血も涙もない」「ぜってー敵に回したくねえ男」と恐れられており、『ケンカは智司さんの方が上だが、むしろ恐ろしいのは相良さん』とまで言われています。
Q5. 相良猛は最後どうなりますか?(ネタバレ)
原作では37〜38巻で本作最後の敵として大暴れした末、伊藤とのタイマンに完敗。片桐と和解し、三橋・伊藤に心から負けを認めて、自分が病院送りにした全員の入院費を支払いました。
ドラマ版でも最終回で敗北した後、片桐から「二人で遠くの街で働こう」と声をかけられて和解しています。
Q6. 劇場版で相良が工場で働いているのはなぜですか?
ドラマ最終回での敗北と和解を経て、片桐と二人で開久を中退し、不良の世界から足を洗ったからです。劇場版では遠い町の廃品工場で働く再出発後の姿から物語が始まり、二人の関係性の変化も見どころの一つになっています。
まとめ:相良猛(今日から俺は)はENTJ(指揮官)タイプ!
『今日から俺は!!』の相良猛のMBTIタイプ分析、いかがでしたか。最後に本記事の内容をまとめます。
- 相良猛のMBTIタイプはENTJ(指揮官)——戦略性を「支配と復讐」に全振りしたダークサイドの指揮官
- 組織を束ねてクーデターを設計する外向性(E)と、数手先まで仕込む直観(N)の持ち主
- 身内に「仁義なんかねえ」と言わしめる、勝算だけで動く徹底した思考型(T)
- 短くカットした鉄パイプに象徴される「戦う前に勝っておく」計画型(J)
- 敗北のたびに鍛え直して帰ってくる執念と向上心はENTJの真骨頂にして最恐の要素
- 敗北後は入院費を全額清算して再出発——合理性が良い方向に働いた意外な結末も魅力
相良猛は、ギャグ漫画である『今日から俺は!!』に「本物の悪意」を持ち込んだ唯一無二の敵役です。しかしその中身を分解してみると、目標設定、組織掌握、事前準備、敗因分析、再挑戦——ビジネス書に載っていそうなENTJの成功法則そのもの。方向さえ間違えなければ大物になれた男だったからこそ、彼は最後の敵たりえたのだと思います。
磯村勇斗さんの怪演で相良を知った方は、ぜひ原作終盤の「本気の相良」も読んでみてください。あの結末を見届けたとき、この狂犬のことが少しだけ好きになっているはずです。


